2024年８月 新規ヤングサイア紹介

2024年８月ヤングサイアとして全国第７位で初登場した「ジエネシス」は北海道士幌町 山岸剛牧場にて活躍する「サクランド モデステイー ウオーリー ET」ファミリーより誕生しました。

元祖は優れた泌乳能力と好繁殖性・機能的体型の「ウエブビユー ガボアー マイカラ ET EX-91」であり、祖母「ウオーリー」はファミリーの特徴を色濃く受け継ぎ、初産時から2-00 305日M10,890㎏ F4.3％ P3.6％を記録、１年１産を重ね３産目には4-01 305日 M14,671㎏ F4.0％ P3.6％を記録しました。
母「モネ」は2-01 305日 M12,565㎏ F3.8％ P3.4％と優れた検定成績を記録、各地で娘牛が誕生し高GNTPを記録しています。

「ジエネシス」はページビユー×モネ×ウオーリアという特徴的な血統構成とファミリーから受け継いだ優れた産乳能力、低い体細胞スコアで乳質改善に貢献します。
さらに中型サイズの機能的体型で長命連産効果第１位、耐久性成分第３位、良好な乳頭配置と付着の強い乳器は牛群での長い活躍が期待されます。

2024年８月ヤングサイアとして初登場した「ゲツターマン」は北海道音更町 細野貴弘牧場にて誕生した国内初のゴー ゲツター息牛であり、繁殖性と長命性、体細胞スコアの改良に定評のある「ラークレスト オクト フエスト 3136 ET VG-87」の枝葉から誕生、ファミリーの元祖は「ラークレスト オーサイド シヤンパン フタゴ」に当たります。

祖母「ストレチア ヒーロー フエスト ヒロイン ET」は当団優良遺伝資源造成事業として雄武町 坂口和彦牧場に導入された受精卵産子であり、当牧場で多数の子孫が活躍しています。
「ヒロイン」が未経産であった当時、優れた産乳能力と長命性・繁殖性が特徴のヤングサイア「スラム ダンク」を交配し細野牧場で誕生したのが「スラムヒロイン」です。
「スラムヒロイン」はヒロインの子孫の中でも繁殖性と体細胞スコアの改良に優れ、未経産時から全国トップクラスの長命連産効果が特徴であり、経産牛NTP第56位（2024年２月評価）にランキングするエリートカウです。

母「スラムヒロイン」の特徴は「ゲツターマン」に色濃く受け継がれ、低い体細胞スコア、産乳能力は乳成分オールプラスで乳質改善に貢献します。
また中型サイズの体に加えて理想的な乳頭配置と乳頭の長さを持つ乳器で管理しやすく、ロボット搾乳にも適応する牛群改良に貢献します。