2025年２月 新規ヤングサイア紹介

2025年２月ヤングサイアとして初登場した「ハプン」は当団優良遺伝資源造成事業としてアメリカ・ペンシルバニア州ワーデル牧場より導入された受精卵産子であり、北海道鶴居村 増田一真牧場にて誕生しました。

ファミリーは好体型と高乳成分に加えてアウトクロスな血統構成が特徴の「ライスクレスト ルーイーザ 2 EX-90」であり、日本国内で多数繁栄する「ライスクレスト サウスウインド ケイ VG-87」とは同一ファミリーに繋がります。

母「ワーデル レニゲード ルーシンダ ET GP-83」は初産時2-05 365日 M10,746㎏ F5.7％ P3.8％の高乳成分を発揮、２産目分娩を終え現在も牧場で活躍しています。

「ハプン」はファミリーから受け継いだ機能的な体型と高い乳成分、そして父「アルタアビタス」から受け継いだ好ましい乳頭配置と管理形質がマッチし、ロボット適正R+の評価を持ちます。
中型サイズの体は管理しやすく、長命連産効果（+158,624）は全国第１位でトップクラスの長命性を発揮、ロボット搾乳にも適した乳器も全国第１位（+1.60）の改良度であり、繁殖性指数（+1.38）とあらゆる形質の改良が期待される種雄牛です。

2025年２月ヤングサイアとして初登場した「デコレーシヨン」は、当団優良遺伝資源造成事業として北海道更別村 天野洋一牧場より当団に導入した高ゲノム雌牛「スウイートハート デイバイン キレイ」の受精卵から中標津町（株）RARAファームで誕生しました。

祖母「スウイートハート ルビコン デイバイン ET VG-85」は経産牛NTP第21位にランキングする高い乳成分と好繁殖性が特徴の経産牛であり、２産目の検定記録は2-10 305日 M16,914㎏ F3.8％ P3.7％ SNF9.0％の好成績を持ち、多くの娘牛が各地で活躍しています。
「ルビコン」の持つ高い遺伝伝達能力は子どもたちに強く受け継がれ、「キレイ」は未経産牛GNTP元第３位、「デコレーシヨン」はヤングサイアGNTP全国第１位と好成績を発揮しています。

「デコレーシヨン」はファミリーの特長に加えて父「JP3H60790 オレンジ」の優れた管理形質と産乳能力を受け継ぎ、第12位（販売中ヤングサイア第７位）の長命連産効果（+125,687）、乳代効果代（+153,110）の好成績を持ちます。
中型サイズの体が特徴であり、低い体細胞スコアと繁殖性、暑熱耐性にも優れることから様々な飼養環境での活躍が期待されます。

2025年２月ヤングサイアとして初登場した「ジンジヤー RED」は当団優良遺伝造成事業としてアメリカ・ウィスコンシン州エイプリル デイ ホルスタインズより導入した受精卵産子であり、北海道湧別町（株）COWBELLにて誕生しました。

ファミリーは北米を始め世界的にRED遺伝子改良をけん引する「スノービズ シンパテイコ ソフイア RED ET VG-85」であり、「サルバトール RC」を輩出したことで有名です。
さらにさかのぼると機能的体型と高能力に定評のある「グレン ドラモンド スプレンダー ET VG-86」にあたります。

祖母「スカイ 8724 RED」は元GLPI・GTPI第１位のRED未経産牛として注目を集め、母「パインツリー 8724 8833 RED ET VG-86」も元GTPI・NM$第３位のRED未経産牛として2021年ファン・イン・ザ・サン・セールでは$22,500と高額で売買されました。

当ファミリーの優れた遺伝能力は「ジンジヤー RED」にも受け継がれ、ネツトワーク RED×ルシード RED×スイングマン RED× ジエダイ×デルタという産乳能力と体型、管理形質のバランスに富んだ血統構成が特徴です。
乳成分率はオールプラス、中型サイズの体で管理しやすく搾乳性にも優れます。
機能的体型は耐久性成分（+186）に優れ、在群能力（+2.94）と高い生産寿命を発揮し牛群で長く活躍することが期待されるRED種雄牛です。