令和７年８月期 新規黒毛和種種雄牛紹介

母「あいこ３」は、優秀な雌牛を多数輩出している「第１やまさかえ」の系統雌牛であり、18産目の去勢肥育（父：福之姫）でＡ-5、枝肉重量629㎏、ロース芯面積114㎠、BMS No.12を記録し、ほか３頭もBMS No.二桁を記録している高育種価雌牛です。
また、祖母「あいこ２」は脂肪交雑59位（平成23年６月北海道育種価）にランクされ、親子２代にわたり高い産肉能力を示しています。

脂肪交雑能力に優れる「知恵久」を戻し交配し、田尻系の血統の固定を図った本牛は、体伸に富み、後躯、資質に優れており、産肉能力の改良に期待する種雄牛です。

令和７年７月北海道育種価において、育種価指標BACHAAの評価を受けており、さらに美味しさに関わる指標である新細かさ指数、オレイン酸の指標ともにHと高い評価を受けています。

特に藤良系母体との交配において優秀な成績を示し、僧帽筋が厚く、脂肪交雑の形状は細かく、脂肪の質が良好な枝肉が生産されています。

発育が良く、体深、腹容に富み、皮膚にゆとりのある産子が特徴です。

第13回全国和牛能力共進会北海道大会において、第７・８区の候補種雄牛に選出されています。