2024年２月 新規ヤングサイア紹介

2024年２月公表ヤングサイアとして初登場した「サウンド メモリー」は、当団優良遺伝資源造成事業としてアメリカ ピーク ジェネティクス社より導入した受精卵産子であり、北海道釧路市 （株）大坂ファームで誕生しました。

ファミリーは体型と産乳成分の高さに定評がある「サリー シヨトル メイ フタゴ EX-91」です。サウンド メモリーの母「メモワール」は機能的体型と乳成分の高さが特徴であり、ヤングサイアを多数輩出している種雄牛「ホイールハウス」と全兄妹にあたります。

ファミリーから受け継いだサウンド メモリーの機能的体型はヤングサイア第２位の長命連産効果（+139,194円）に加え優れた在群能力（+3.14）で長持ちする牛群改良に最適です。さらに第８位の産乳成分（+2,932）と優れた乳代効果（+159,431円）で高い経済効果を発揮します。

2024年２月公表ヤングサイアとして初登場した「ビツグボス」は、当団優良遺伝資源造成事業としてフランスのドラツカーホルスタインズより導入した受精卵産子であり、北海道稚内市 石黒茂雄牧場で誕生しました。

ファミリーは好体型が特徴のフランスで活躍する「エバ ハノイ VG-87」であり、曽祖母「ジヨア VG-87」は未経産時に世界第１位のGTPIを持つことで注目を集め、経産牛としてもフランス総合指数（ISU）で第３位となりました。

ビツグボスは当ファミリーから初めて供用される国産種雄牛であり、サノ×チヤール×モンタナという希少な血統構成を持ちます。父「サノ」はオランダの母系を持つドイツ産種雄牛であり、高い産乳能力に加えて中型サイズの体と好肢蹄が特徴です。

両親の特徴を強く受け継いだビツグボスの持つ中型サイズの機能的体型は優れた産乳能力を発揮し、第４位の乳代効果（+168,824円）、第８位の長命連産効果（+123,663円）で高い経済効果で経営に貢献します。

2024年２月公表ヤングサイアとして初登場した「エミリアン P」は、当団優良遺伝資源造成事業としてカナダ ボーグキャトル社より導入した受精卵産子であり、北海道別海町 久保義則牧場で誕生しました。

ファミリーはカナダで活躍する長命性と乳成分改良に優れる「カルブレツト プラネツト イブ ET VG-87」であり、さかのぼると名血「ホイツターフアームス リード メイ ET EX-95」に繋がります。
祖母「エルザ P VG-87」は好体型のホモ無角種雄牛「A2P2 PP」を輩出しており、母「エマ P VG-86」は初産時から305日 M13,418kg F4.2% P3.4％と高能力を発揮し、またバランスの良い体型と乳頭配置に優れた乳器構造をそなえています。

エミリアン Pはファミリーの特徴である長命性と乳成分の高さを強く受け継いだホモ無角（PP）種雄牛であり、疾病繁殖成分第１位（+281）、空胎日数第２位（107日）、娘牛受胎率第１位（55％）と繁殖性の改良に優れます。加えて耐久性成分（+582）に優れ、高い長命連産効果（+122,908円）と好ましい乳頭配置でロボット搾乳にも適応します。