新ホクレン十勝地区家畜市場 初セリレポート

2025年4月8日(火)、新ホクレン十勝地区家畜市場の初セリが行われました!
構想から着工まで10年、着工から完成まで2年かかった新市場の様子をご紹介いたします
新市場
新市場は音更ICを挟んだ旧市場の反対側に作られました。
白い大きな建物が目印です。


車輌の入退場ゲートは、乗用車と家畜車に分かれています。

左:乗用車専用入口(出口)、中:家畜車専用入口、右:家畜車専用出口
市場は販売牛舎、購買牛舎、セリ場の大きく3つに分かれており、どこもかしこも広い!大きい!
家畜市場として日本一の規模だそうです。



上の写真内にある緑色のレーンは自走式。
手前のレーンが販売牛舎からセリ場、奥のレーンがセリ場から購買牛舎へつながっています。
レーンが各牛舎の奥まで結構な長さで設置されているので、人の手で牛を引く手間が以前よりも省力化されたのではないでしょうか。


個人的に注目したのは靴の洗い場。
下の写真の洗い場はセリ場内に2箇所あり、それぞれ蛇口が3つとシャワーもあり、広さも十分にとられていて、本当に使い勝手が良かったです。
シャワー最高!!

市場食堂も変わらずあるようなのですが見つけられず…。駐車場近くにあったのでしょうか?
また機会があれば探してみようと思います。
新市場の新築移転工事を担当された宮坂建設工業株式会社さんのHPに、工事中の写真がたくさん載っていました。
空撮された写真を見ると、新市場の規模感が分かるかと思います。本当に大きい!
開場セレモニー
初セリ前に、テープカットや鏡開きなど新市場開場のセレモニーが盛大に行われました️
鏡開きの樽の中はパック牛乳がぎっしり詰められていて、鏡開き後来場者に振る舞われました。


よつ葉のパック牛乳、見えますか?
宮前会長の「よいしょ!」の掛け声とともに
事務所前にはお祝いのお花がたくさん飾られていました

初セリ一頭目
初セリ一頭目には千葉典弘さん(新得町)の北美津久産子が上場されました!
北美津久は千葉牧場から輩出された当団代表種雄牛で、その産子が記念すべき初セリ一頭目ということもあり、当団職員も緊張しながら当日を迎えました。

北美津久×にじ(福之姫×百合茂)

引手を務められた御子息の隼人さんの「よろしくお願いします!!」という声がセリ場に響く中、セリが開始。
固唾をのんで見守る中、普段よりずっと速いスピードでどんどん値が上がっていきます。
結果、1,540,000円という高値で落札され、わーっと会場が沸きました!

大変なプレッシャーの中上場された典弘さん隼人さん、大変お疲れさまでした。
高値での落札、おめでとうございます!!
そして、大石畜産さま、ご購買ありがとうございました!
最後に
新市場の開場は一生に一度あるかないか。
そのような貴重な機会に立ち会うことができて、とてもうれしかったです。
初セリ一頭目の緊張感、どんどん値が上がっていくときのザワザワ感と、落札価格が決まったときの会場のどよめき、どれも一生忘れられない思い出になりました。
新しいこの十勝市場が日本の和牛生産中心地として、これからますます発展していくことを祈っております。

業務部
ホクレン家畜市場
HP:https://www.kachiku.hokuren.or.jp/