令和６年８月期 新規黒毛和種種雄牛紹介

母「たかこ」は脂肪交雑169位（平成30年１月北海道育種価）にランクされ、初産の雌肥育（父：北平安）が第52回「名人会」肉用牛枝肉研究会で優秀賞１席（A-5、枝肉重量497㎏、ロース芯面積97㎠、BMS No.12）を受賞した高育種価雌牛です。

祖母「かつもんじ」も脂肪交雑109位（平成21年４月北海道育種価）にランク、親子２代にわたり高い産肉能力を示しています。

産肉能力に優れる「福之姫」を交配し、藤良系の血統の固定を図った本牛は、体に伸びがあり、前躯幅が充実した種雄牛です。

現場後代検定成績では５等級率が雌100%、雌雄合計89.3%と高く、枝肉は張りがあり、モモ抜けの良い枝肉が生産されています。

脂肪交雑14位（令和６年７月北海道育種価）にランクされており、育種価指標はBAHCAHの評価を受けています。

発育が良く、体幅、体深に富み、骨じまりの良い産子が生産されています。

母「さき」は脂肪交雑130位（平成30年１月北海道育種価）にランクされ、３産目の去勢肥育（父：光平照）でA-5、枝肉重量571㎏、ロース芯面積78㎠、BMS No.12、９産目の去勢肥育（父：安福久）でA-5、枝肉重量558㎏、ロース芯面積90㎠、BMS No.11を記録。
他２頭も５等級を記録した高育種価雌牛です。

当団代表種雄牛「勝早桜５」を交配した本牛は、発育が良く、体伸に富み、資質、骨味に優れ、審査得点85.2点を記録。
産肉能力だけでなく、体型の改良にも期待する気高系種雄牛です。

第13回全国和牛能力共進会北海道大会の第6・8区候補種雄牛に選出されています。

現場後代検定成績では５等級率が82.6%と高く、枝肉重量があり、脂肪交雑の形状は細かく、脂肪の質が良好でモモ抜けの良い枝肉が生産されています。

脂肪交雑23位（令和６年７月北海道育種価）にランクされ、育種価指標はHHABAHとバランスの良い優れた評価を受けており、各形質の改良に期待できる成績です。
さらに新細かさ指数H、オレイン酸Aの評価を受けています。

発育が良く、体積が充実し、資質が優れた産子が生産されています。